遷宮ニュース
 
伊勢でマスコミ懇談会開催 平成20年5月12日更新  
 伊勢神宮式年遷宮広報本部(本部長=田中恆清神社本庁副総長)では、4月27・28日に「マスコミ懇談会」を開催し、報道関係者らが、第62回神宮式年遷宮諸祭行事の一つである皇大神宮別宮・伊雜宮(三重県志摩市)の鎮地祭に参列した。
 「マスコミ懇談会」に参加したのは、小学館、東京新聞、ベネッセコーポレーション、旅行読売出版社、学習研究社などの21人。
 鎮地祭は、4月25日に皇大神宮(内宮)、豊受大神宮(外宮)の新御敷地で斎行されたのをはじめ、13の各別宮でも同日から5月2日までおこなわれた。4月28日には伊雜宮のほか、内宮別宮の瀧原宮(伊勢市)、瀧原竝宮(同)で祭儀が斎行されている。
 27日午後、伊勢市に集合した参加者は、外宮・内宮に御垣内参拝し、鎮地祭が斎行された両正宮の新御敷地を見学した。
 夕刻、宿泊先の伊勢市内ホテルで開かれた勉強会では、田中本部長が、広報本部の活動趣旨を「一般企業の広報とは性格を異にし、お伊勢さまに来てほしいとの思いを中心に取り組んでいる」と説明し、「千三百年伝えられてきた遷宮の意義を肌で感じていただき、多くの人に神域に足を踏み入れてもらうためのお手伝いをいただければ」と挨拶。続いて神宮司庁の河合真如広報課長が、神宮や式年遷宮について、「神宮では神祭りと生活文化が一体化して守り伝えられ、命を繰り返すため常に更新をおこなってきた」などと講義、鎮地祭の解説もおこなった。
 翌28日午前10時、参加者は伊雜宮の新御敷地で斎行された鎮地祭に参列。内宮・外宮での鎮地祭と同様に黄、青、赤、白、黒の五色幣が立てられた祭場で、物忌の童女、介添の宮掌がおこなう草刈初めの式や穿ち初めの式などを奉拝した。
 祭儀の終了後、参加者の一人、東京新聞の塩野栄編集委員は「鎮地祭の儀式には、簡素だが、床しさ、歴史を感じさせる奥深さがあった」との感想を述べた。(株)プランタン銀座取締役で、新聞にコラムを連載中の永峰好美さんは、「昨年お木曳行事に参加し、コラムに書いたところ、大きな反響があった。森の中、神聖な空気の中でのお木曳には、神様と一緒という感覚があったが、今日もまた、それを感じた」、NHKアナウンサーで千葉・熊野神社宮司も務める宮田修氏は、「古いものが逆に新しいということを見せていただき、お宮の清清しさに心を洗われた。ひたすら御奉仕する神職の姿には、祈ることの大切さを再確認させられた」と語った。
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